「upon」という単語の使い方

「upon」は、口語では聞くことがほとんどありませんが、文章では時々目にします。私は、使い方が良く理解できていませんので、一度も使ったことがありません。以前から、どの様に使うのか何となく気になっていましたので、早速、調べることにしました。


■ upon – – (前置詞)onとほぼ同じ意味として用いられます。

「on」と「upon」はほぼ同じ意味です。「on」は、よりカジュアルな口語的に対して、「upon」はよりフォーマルな文語体で使用されることが多い様です。また、「upon」は、慣用句、文尾で好まれます。

「on」には、副詞の場合がありますが、その場合には「upon」に置換することはできません。また、慣用表現として「on」を使う場合、「on Sunday」などは、「upon」を使いません。


「on」と「upon」のどちらでも使うことができ、意味も同じ例です。

彼女は姉を力になってもらおうと当てにしている。
She relies on her sister for help.
She relies upon her sister for help.
*「rely」は、「信頼する、当てにする、頼る」と言う意味です。


「on」ではなく、「upon」が使われる例です。

昔々、その村に貧しい少年と金持ちの少女が住んでいました。
Once upon a time there lived a poor boy and a rich girl in the village..
*「once upon a time」は、慣用句で「昔々~」の様な文頭に使う表現です。

もうじきクリスマスがやってくるので、私はギフトを買う必要がある。
Christmas is upon us, and I need to buy gifts.

雨は1週間後に来るだろう。
Rains will be upon us in a week’s time.

誓って私はそれをします。
Upon my word I will do it.
*「upon my word」は、「誓って」という意味です。

リリィはもうじき40歳だ。
Lily is close upon forty.
*「close upon」は、 「近い、直き」という意味です。


英語で両者の違いを調べますと、もっと多くの解説があります。全てを理解しようとすると、かなり難しいので今回はこの程度にしました。

さらに調べたい場合には、「Difference between on and upon」をキーワードにして検索してみてください。

See you next time!