ニュースで「主権国家」という表現を時々目にします。早速、「主権国家」「主権国家体制」の英語表現について調べました。
■ sovereign – – (形容詞)主権を有する、君主である、独立の、自治の、(名詞)主権者、元首、君主、国王
*発音はこちらのページでスピーカーマークをクリックすると確認できます。
■ state – – (名詞)国、国家、州
*発音はこちらのページでスピーカーマークをクリックすると確認できます。
■ sovereign state – – 主権国家、主権国家体制
*「state」の代わりに「nation」「country」が使われることもあります。
バチカン市国は、世界で最も小さな主権国家である。
Vatican City is the smallest sovereign state in the world.
主権国家は、ただ一つの政府で定められた領土を持っています。
A sovereign nation has a defined territory with just one government.
パレスチナ自治区と台湾は2011年8月時点では 主権国家として認められていない。
Palestinian territories and Taiwan are not recognized as sovereign states as of August 2011.
主権国家とは、特定の地域を統治する権限を有する1つの中央政府を持つ国家である。
A sovereign nation is a nation that has one centralized government that has the power to govern a specific geographic area.
主権国家として国際的に認知されることで、他国との条約や貿易取引も可能になる。
The international recognition that comes with being a sovereign state opens nations up to treaties and trade deals with other countries.
ウクライナ東部地域を主権国家として認めることで、ロシアは侵略の舞台を整えた(記事タイトル)
By recognising eastern Ukraine’s parts as sovereign states, Russia has set the stage for an invasion
「state」「nation」「country」の違いについても調べました。
「state」は、主権、統治権を持った政治的な面を持った国家という意味合いが強く表現されます。「州」という意味もあります。
「nation」は、国の構成である国民、言語、歴史、文化などに基づいた国家というイメージの表現です。「国民」という意味もあります。
「country」は、地理的な意味合いがあり最も一般的な国を表す表現です。「地方」や「田舎」という意味もあります。
従って、主権国家の表現には、「nation」「country」も使われますが、「state」が使われることが最も多いようです。