「実情を訴えた」というニュースを見た時に「訴える」の表現をどの様にするか考えました。早速、「訴える」について調べました。
「訴える」には、1)「裁判などに告訴、提訴する」、2)「悩み、不満、苦情を知らせる」、3)「相手の心や良識に問いかける」4)「紛争を解決するために暴力、武力などを使う」の様に複数の意味があります。
今回は、2)と3)について調べました。
■ complain – – (動詞)不平を言う、不満を言う、愚痴を言う、[苦痛、病気を〕訴える
*発音はこちらのページでスピーカーマークをクリックすると確認できます。
私は寒いと訴えた。
I complained of the cold.
妻はは頭痛と吐き気を訴えた。
My wife complained of a migraine and nausea
*「migraine」は「偏頭痛、頭痛」という意味です。
*「nausea」は、「吐き気、むかつき」という意味です。
彼女は弱々しい声で腹痛を訴えた。
The little girl complained of a stomachache in a weak voice.
私は彼らに子供の躾について訴えたい。
I want to complain to them about upbringing of their children.
*「upbringing」は、「躾、養育、育て方」という意味です。
■ appeal – – (動詞)訴える、懇願する、哀願する、気に入る、魅力がある
*発音はこちらのページでスピーカーマークをクリックすると確認できます。
世論に訴える方法がない。
There is no way we can appeal to public opinion.
彼女はいつも私たちの同情に訴える。
She appeals to our sympathy always.
最終的にその男は人情に訴えた。
Finally the man appealed to the heart.
彼らは最後に最後には武力に訴えるだろう。
They will appeal to arms at the last moment.
*「arm」は、「武器、戦争、戦闘、力」という意味です。
日本は核兵器廃絶を訴えるべきである。
Japan should appeal to the public the abolition of nuclear weapons.
訴える内容によって「complain」と「appeal」を区別するのは容易ではと思います。
See you next time!