「自動詞」「他動詞」についての復習

英単語を調べていると、動詞には「自動詞」「他動詞」があることが分かります。
中学校で習ったと思いますが、あまり記憶にありません。「自動詞」は目的語を取り、「他動詞」は目的語を取らない、他動詞の目的語は名詞である、まではわかりますが、正直それ以上はよく理解していません。
早速、調べました。


■ intransitive verb – – 自動詞
*「intransitive」は、形容詞で「自動(詞)の」という意味です。
*「verb」は、「動詞」という意味です。

私は食べて飲む。
I eat and drink.
*この場合の「eat」「drink」は自動詞です。

私はよく眠る。
I sleep well.
*この場合の「sleep」は自動詞です。

■ transitive verb – – 他動詞
*「transitive」は、形容詞で「他動(詞)の」という意味です。
*「verb」は、「動詞」という意味です。

私はパンを食べてコーヒーを飲む。
I eat bread and drink coffee.
*この場合の「eat」「drink」は他動詞です。

このキングサイズのベッドは3人が寝ることができる。
This king-size bed can sleep three persons.
*この場合の「sleep」は他動詞です。


動詞には、目的語をとらない自動詞と目的語をとる他動詞がある。
With verbs there are intransitive verbs that don’t take an object, and transitive verbs that do take an object.

動詞「look」を他動詞としても自動詞としても用いることができる。
We can use the verb “look” transitively or intransitively.

直接目的語なしで、動詞「see」を自動詞で用いることができる。
We can use the verb `drink’ intransitively, without a direct object.


「自動詞」と「他動詞」の見分け方は、かなりいろいろな意見がありますので、参考程度にしてください。

1.目的語を取らないのは自動詞、取るのは他動詞。
2.動詞と前置詞がセットの場合には自動詞。
3.動詞の後に「it」をつけて意味がおかしくなければ他動詞、おかしいと自動詞。


「自動詞」と「他動詞」の見分け方が必要な理由についても調べてみました。

■ 自動詞は目的語がないので一般には受動態にできず、他動詞しか受動態を作れないという文法ルールが存在する。
■ 動詞と名詞を並べる時に、自動詞だと前置詞が必要となる。
■ 副詞の入れる位置が、動詞の前か後かが変わる。自動詞を修飾する場合は動詞の直後に、他動詞を修飾する場合は目的語の後ろか、目的語が長いときは動詞と目的語の間に置くのが一般的です。

また、次の基本5文型を理解する上で、「自動詞」「他動詞」が重要になってきます。

●第1文型  S+V
●第2文型  S+V+C
●第3文型  S+V+O
●第4文型  S+V+O+O
●第5文型  S+V+O+C
*「S」は「 Subject(主語)、「V」は「 Verb(動詞)」、 「O」は「Object(目的語)」 を、「C」 は「Complement(補語)」 を表しています。

その他、意見もありますが、日本人が「自動詞」と「他動詞」にこだわる一番の理由は、受験英語の存在がある様です。

実際、フィリピンの英語の先生は、基本的な文法、英語表現はよく知っていますが、難しい文法は理解していないことが多い気がしますし、基本5文型も習っていないのではと思います。


「自動詞」「他動詞」については、今回調べたことで、完全理解にはほど遠いですが、多少すっきりしました。

See you next time!