「X’mas」の表記についての考察

フィリピンでは、10月頃からクリスマスのシーズンとなります。11月に入りますと、街のあちこち、主要な道路沿い、ショッピングモール、各家庭ともクリスマスのイルミネーションを飾り始めて、12月には盛り上がりが最高潮となります。


クリスマスのことを英文で書いている時に、「X’masの表記は間違いである」という記事を目にしました。

「Christmas」は、「Xmas」あるいは「X-mas」と表記し、「X’mas」とアポストロフィを入れることは間違いであるという意見です。

根拠としては、アポストロフィは、「I am」を省略して「I’m」と表記する様に、短縮する場合に使用されることが挙げられています。

次に、実際に、UK(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)やU.S.A.(The United States of America) では、「X’mas」の表記を街中で見かけることはほとんどないそうです。

但し、英語圏の書物などで、「X’mas」の表記を見ることもありますので、間違いという判断よりもマジョリティではないという考えもあります。

ここでは、「X’mas」の表記が間違いかどうかの判断はできませんが、和製英語、あるいは世界的には少数派的な解釈で良いのでは思います。


「Christmas」は、「Christ」+「mass」の2つの単語に分けられます。
「Christ」は、キリストとなって出現した「Jesus」の称号で、「mass」は日本語のミサ「missa」の意味です。ミサとは、キリスト教の聖餐の儀式を構成している一連の祈りのことです。

「Xmas」の「X」は、「Jesus」のギリシャ語表記の頭文字であり、また、十字架のクロスの意味もあるという意見もあります。


フィリピンは、カトリックの国ですので、クリスマスも日本とは比較にならないほど、気合が入っています。(笑)

ショッピングセンターでは、既にクリスマスプレゼントを探す人で溢れています。12月に入れば、「メリークリスマス」が挨拶言葉になります。子どもたちは、歌を歌ってお小遣いをもらいに街中を歩きます。

夜のイルミネーションは、感動するほど綺麗です。

See you next time!