「対症療法」と「原因療法」って英語で言うと?

「鎮痛解熱剤は対症療法です」と言いたかったのですが、「対症療法」の表現がわかりませんでした。早速、「対症療法」と「原因療法」の英語表現について調べました。

「対症療法」は、その病気の原因を取り除くのではなく、現れている症状を軽減するための治療法のことです。

「原因療法」は、その病気の原因となっているものを治したり取り除いたりする治療法のことです。「根本療法」「決定的治療」「根治的治療」とも呼ばれます。

treatment


■ symptomatic – – (形容詞)徴候的な、前兆となる
■ treatment – – (名詞)治療、治療法、手当て
■ therapy – – (名詞)療法

■ symptomatic treatment/therapy – – 対症療法

百日咳における咳の対症療法(記事タイトル)
Symptomatic treatment of the cough in whooping cough.

普通の風邪やインフルエンザの対症療法(記事タイトル)
Symptomatic Treatment of the Common Cold and Influenza

多発性硬化症の対症療法(記事タイトル)
Symptomatic Treatment of Multiple Sclerosis


■ definitive – – (形容詞)決定的な、最終的な
■ causal – – (形容詞)原因の、原因となる、因果関係の

■ definitive treatment/therapy – – 原因療法
■ causal treatment/therapy – – 原因療法

ヘリコバクターピロリの除菌による消化性潰瘍性疾患の原因療法(記事タイトル)
Definitive Treatment of Peptic Ulcer Disease by Eradication of Helicobacter Pylori

穿孔性の消化性潰瘍の最終的外科治療(記事タイトル)
Definitive surgical therapy for perforated peptic ulcer

脳下垂体と生殖腺への短波放射によるガンの原因療法(記事タイトル)
Causal therapy of cancer by short-wave irradiation of the pituitary gland and the gonads


医学用語かもしれませんが、この表現は過去に何度も言えなかった記憶があります。今回で覚えました。

See you next time!