英文を書いている時に、「参加者」「出席者」という表現を頻繁に使います。同時に、いろいろな表現があるので、いつもどの様な表現が適切なのか迷います。早速、「出席者」「参加者」について調べました。
「参加」と「出席」は区別なく使われることが多いのですが、違いをあえて明確にすると、「参加」は受動的で積極的な関与が伴い、「出席」は能動的でその場にいることに重点が置かれます。英語では、その辺を明確に区別する必要があります。
■ participant – – (名詞)参加者、関係者、当事者、参与者、出場者
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前回の定例会は33名の参加者でした。
The last regular meeting had 35 participants.
参加者の名簿を明日提出します。
I will submit the list of participants tomorrow.
そのボランティア活動の参加者人数は30人です。
The number of participants of the volunteer activity is 92.
マラソン大会の最年長参加者は88歳です。
The oldest participant of the marathon race was 88 years old.
今日の企画会議への参加者は全部で17人です。
There are a total of seventeen participants in the product development meeting today.
■ attendee – – (名詞)出席者
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私たちは英語セミナーの出席者を募集しています。
We are inviting attendees for the English seminar.
その社会福祉についての講演には多くの出席者がいました。
There were lots of attendees at the lecture on social welfare.
当クラブは出席者のために飲み水をスナックを用意します。
Our club will prepare water and snacks for the attendees.
■ attendance – – (名詞)出席、出勤、参列、出席者、参列者、出席者数
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イベントの出席者(数)は少なかった。
The attendance at the event was poor.
その結婚式には参列者(数)が少なかった。
There was a small attendance at the marriage ceremony.
ビジネスセミナーの出席者(数)は予想されていたよりも多かった。
The attendance at the business seminar was larger than had been expected.
■ attendant – – (名詞)接客係、案内係、出席者、列席者、参列者、(形容詞)付き添いの、随行の
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アンナは教会の定例出席者となった。
Anna had become a regular attendant at chapel.
「participant」は、受動的な参加を意識する「参加者」のニュアンスとなります。
「attendee」は、その場にいるという「出席者」のニュアンスとなります。
「attendance」は、集合的に「出席者」「出席者数」というニュアンスに用いられます。
「attendant」には「出席者」の意味もありますが、「cabin attendant」「attendant nurse」の様に接客を伴うニュアンスに用いられることが多いようです。
またイギリス英語では出席者の表現に「attender」が使われることも多いようです。
「participant」「attendee」のどちらが適しているかは、その行事などの趣旨によって変わってくると思われます。座っていればいいだけの簡単なセミナーと少人数でいろいと議論したりして何かを結論付けるセミナーでは、表現方法も異なってくるでしょう。
See you next time!