「kindly」の意味と使い方

「kindly」は、文章で頻繁に見る表現ですが、私自身はほとんど使ったことがありません。ニュアンスは分りますが、どういう場面で使うのが良いのか理解できていないからだと思います。早速、「kindly」の意味と使い方について調べました。


■ kindly – – (形容詞)親切な、思いやりのある、優しさのある、(副詞)どうぞ、親切に、優しく
*発音はこちらのページでスピーカーマークをクリックすると確認できます。


少女は優しい笑顔をする。(形容詞)
The girl has a kindly smile.

素敵なホテルで思いやりのあるのサービス(形容詞)
Nice hotel and kindly service.

弟は無口で優しい男性です。
My brother was a quiet, kindly man.(形容詞)


その老人は親切にも私を助けてくれた。(副詞)
The old man kindly helped me.

その見知らぬ人は親切にも私に道を教えてくれた。(副詞)
The stranger kindly showed me the way.


「副詞」で「どうぞ~」のように文章をより丁寧にします。

この申込書を全部ご記入してください
Kindly fill out this application.
Please kindly fill out this application.

明日の予定をどうかご確認ください。
Kindly confirm tomorrow’s schedule.
Please kindly confirm tomorrow’s schedule.

見積をお願いできますでしょうか?
Would you kindly give me an estimate?

窓を開けて頂けませんでしょうか?
Would you kindly open the window?

アドバイスを頂けますか?
Could you kindly give me some advice?

明日の予定をご確認頂けますでしょうか?
Could you please kindly confirm tomorrow’s schedule?


形容詞としての「He is a kindly man.」と「He is a kind man.」は、ほぼ同じニュアンスですが、「kindly」は副詞として使われることが圧倒的に多いようです。微妙な違いは、人それぞれに異なることもあるようですので、あまり気にしなくても良いようです。

文章をより丁寧な表現にする「kindly」の用法は、ネイティブでも多用する人もいれば、全く使わない人もいるようです。また、丁寧さの表現としてはあまり用いないという意見もあります。

「kindly」は「please」の代わりに使うことができますし、併用して使うこともできます。また、「Could(can) you~?」「Would(will) you~?」と併用することで、より丁寧な表現になります。

See you next time!