「彼は豪邸を二束三文で売った」と言いたかったのですが、「二束三文」の表現に迷いました。早速、「二束三文」の表現について調べました。
「二束三文」とは、売値や買値が「非常に安い」、まさに「捨値」という意味です。
■ for a song – – 二束三文で
■ for a mere song – – 二束三文で
*「1曲と引き換えに」から「格安」というニュアンスになるようです。(未確認情報)
*「mere」は、「ほんの、単なる」という意味です。
私はその絹のドレスを二束三文で買った。
I bought the silken dress for a song.
彼は豪邸を二束三文で売った。
He sold his mansion for a mere song.
■ for next to nothing – – 二束三文で
*「次は何も無い」から「格安」というニュアンスになるようです。(未確認情報)
私はその整理ダンスを二束三文で買った。
I bought the chest of drawers for next to nothing.
父は大事な土地を二束三文で売らなければならない。
My father has to sell his precious land for next to nothing.
■ for pennies on the dollar – – 二束三文で
*「pennies」は「penny」の複数形で、「(米・カナダ)1セント」の意味です。
私は中古車を二束三文で買うことができた。
I was able to buy a used car for pennies on the dollar.
銀行が所有する資産を二束三文でで買う方法(本のタイトル)
How to Buy Bank-Owned Properties for Pennies on the Dollar
■ be ten a penny / be two a penny – 二束三文で、掃いて捨てるほどある、ありふれた
それらのトマトは二束三文だ。
Those tomatoes are ten a penny.
アンティークなおもちゃの車は、最近、二束三文である。
Antique toy cars are two a penny nowadays.
上記はイディオムです。
イディオムでない副詞の「cheaply」を使って、「I sold my smartphone very cheaply.」(私はスマートフォンを非常に安く売った。」などでも、似たようなニュアンスが表現できます。
See you next time!