弁護士lawyer/attorney/counsellor/barrister/solicitorの区別

「裁判用語」「法廷用語」に関する英語表現を調べた時に、弁護士の表現が「lawyer」「attorney」以外にも複数あることを知りました。早速、調べました。


■ lawyer – – (名詞)弁護士、法律家
*弁護士資格を持たない法律家も含まれます。

彼は弁護士の資格を得た。
He qualified himself as a lawyer.


■ counselor – – (名詞)[米]法廷弁護士、カウンセラー、相談役、顧問
*米国英語では「counselor」、英国英語では「counsellor」と綴ります。
*「counselor at law」「counselor-at-law」という表現もあります。

私は家庭裁判所に和解を申し立てるよう法廷弁護士に依頼した。
I asked the counselor to file a settlement petition with the family court.
*「file」は、「提出する」という意味です。
*「petition」は、「請願、嘆願、申請」という意味です。


■ attorney – – (名詞)[米]事務弁護士、代理人

私は事務弁護士にその会社との交渉を依頼した。
I asked the attorney to negotiate with the company.


■ barrister – – (名詞)[英]法廷弁護士

ジャクソンは法律を勉強するため英国に渡り、法廷弁護士資格を取得した。
Jackson moved to England to study law, and became a qualified barrister.


■ solicitor – – (名詞)[英]事務弁護士、法務官

ナタリーは、事務弁護士に遺言状の作成を依頼した。
Natalie asked the solicitor to make out my will.
*「make out」は、「作成する、書き上げる」という意味です。


国よっては上記以外の呼称も存在しますが、今回で、かなり明確になりました。

アメリカ在住の知人に聞きますと、日常会話では「弁護士」を指す際には「lawyer」を最も多く使い、特別に解説する場合や法廷内で他の呼称を使うことがある程度と言っていました。

See you next time!