寸法を言う時に「多少の誤差は避けられない」と言いたかったのですが、「誤差」の表現がわかりませんでした。「誤差」について、早速、調べました。
■ error – – 誤り、間違い、誤差、過失、罪
■ accidental error – – 偶然誤差
*「accidental」は、「偶然の」という意味です。
「偶然誤差」とは、誤差が測定値を大きくするか小さくするかが偶然によって決まる誤差のことです。定規で図る度に、若干の測定誤差で長くなったり、短くなったりするような場合です。
■ systematic error – – 系統誤差
*「systematic」は、「組織的な、系統的な」という意味です。
「系統誤差」とは、偶然によらないで、大きくするか小さくするかのいずれかの一定の傾向を持った誤差のことです。定規の素材が時間経過で若干ずつ伸びることによる誤差のような場合です。
■ measurement error – – 測定誤差、計測誤差、計量誤差
■ margin of error – – 許容誤差、誤差の余裕
計算誤差
errors in calculation
calculation error
computing error
computational error
computation error
誤差範囲
error range
error span
limit(s) of error
私たちはある程度の誤差を見込んでいる。
We allow for a margin of error.
私たちはそれが計測誤差であると考えます。
We think that is a measurement error.
その強度試験における誤差は3%以内です。
The error in the strength-test is within three percent.
彼は計算上で多少の誤差を考慮に入れましたか?
Has he allowed for any error in his calculation?
私は見積り上で誤差のための余裕を残した。
I left a margin for error in my estimates.
プラスマイナス0.2%程度の誤差は避けられないようである。
Errors of plus or minus 0.2 percent or so seem to be unavoidable.
*「unavoidable」は、「避けがたい、免れがたい、のっぴきならない」という意味です。
前回の「give or take」も、「誤差」の表現には使いやすいです。
See you next time!