フィリピンのニュースで猛暑と記録的な体感温度が報道されています。さて、「体感温度」は英語でどの様に言うのでしょうか?早速、「体感温度」の英語表現について調べました。
「体感温度」とは、人間が肌が感じる温度の感覚を定量的に表したものです。体感温度は「気温」「湿度」「風速」の3つを用いて算出されます。気温が高く、湿度が高く、風が無いと体感温度が高くなります。
熱中症などの時に用いられる「ヒートインデクス」とは、気温と湿度を元にして高温の環境下における人体の熱ストレスの危険度を示す指数です。気温が30度で相対湿度が50%の場合にはヒートインデクスは31度になり、気温が30度で相対湿度が80%の場合にはヒートインデクスは度38度となります。相対湿度が上がるとヒートインデクスも高くなります。
■ sensible temperature – – 体感温度
*「sensible」は「感じられる、知覚できる」という意味です。
■ apparent temperature – – 体感温度
*「apparent」は、「明白な、はっきりした」という意味です。
■ feeling temperature – – 体感温度
■ windchill – – 体感温度、風速冷却、風冷え
*風によって感じる「体感温度」「風冷え」のことです。
*体感温度を「wind-chill temperature」と表現することもあります。
■ heat index – – ヒートインデックス、熱指数、体感温度
気温は32度ですが、今日は40度のように感じます。
Today’s temperature is 32 degrees but feels like 40 degrees.
マニラではヒートインデクス(猛暑指数)が43度に達した。
The heat index reached a scorching 43 degrees Celsius at Manila.
ヒートインデックスは人間が感じる 「体感温度」 に関係する。
Heat index pertains to the “apparent temperature” that humans perceive.
真夏のフィリピン、連日の体感温度は35度を超えている。
During midsummer in the Philippines, sensible temperature exceeds 35 degrees.
「細心の注意、危険:35~44℃の熱指数がPHを襲う」とPagasa(フィリピン大気地球物理天文局)は述べている(記事タイトル)
Extreme caution, danger: Heat indices of 35-44°C to hit PH, says Pagasa
計算されたヒートインデクスが最も高いフィリピンの場所は以下の通り(記事タイトル)
Here are the places in PH with the highest computed heat index
日常会話では、「体感温度」は名詞で表現するよりも、動詞を使って文章で表現することが多いようです。
「windchill」は、風で冷える時に用いられます。「heat index」は暑い時に用いられます。フィリピンの猛暑に関するニュースでは「heat index」が一番使われています。