2022年11月10日に口座開設が完了してログインできる様になり、当日に１銘柄を買い、12月6日から８銘柄を保有していました。保有銘柄数を整理して３～４銘柄に減らしたいと思っていますので、利益が少し出ている銘柄の中から１つを売却しました。今回は株の売却時の取引手数料と掛かる税金について説明します。
AB Capital Securities（AB証券）は、売買が成立した翌日辺りにWebサイトにログインするとPDFのダウンロード画面が表示されます。ダウンロードして「CONFIRM」ボタンをクリックすると、いつものトップページが表示されます。ダンロードしたPDFのタイトルは「SELL INVOICE」と書かれています。「売却明細書」のような意味合いでしょう。
AB Capital Securities（AB証券）の取引手数料と税金については、下記のFAQSのページに詳しい解説があります。
Frequently Asked Questions – Fees, Commission and Taxes
売却した株式の総価値の0.25%（最低20ペソ）にフィリピンの付加価値税 (VAT)が12%掛かります。
今回の場合には、売却した株式の総価値45,560ペソに対して売却手数料が113.90ペソ、付加価値税が13.67ペソで合計127.57ペソとなります。
売却した株式の総価値の0.01%が掛かります。
今回の場合には、売却した株式の総価値45,560ペソに対して手数料が4.56ペソとなります。
売却した株式の総価値の0.005%が掛かります。
今回の場合には、売却した株式の総価値45,560ペソに対して手数料が2.278ペソ（インボイス上であは2.28ペソ）となります。
売却した株式の総価値の0.6%が掛かります。
今回の場合には、売却した株式の総価値45,560ペソに対して手数料が273.36ペソとなります。
Commissions(0.25%) – – 113.90ペソ
VAT(12%) – – 13.67ペソ
SCCP fees – – 4.56ペソ
PSE fees – – 2.28ペソ
STAX – – 273.36ペソ
TOTAL – – 45,152.23ペソ
45,560.00ペソの購入に対して、手数料と税金で407.77ペソが掛かることになります。約0.895%となりますので、約0.9%と考えて良いでしょう。
証券会社による違いはCommissions(0.25%) の箇所だけですが、法律で手数料の幅が決められていることもあり、証券会社間の差は小さいようです。
フィリピンの場合には株の売買時に税金が掛かりますので、フィリピン在住者は別途申告の必要はありません。
2022年11月16日にEW (East West Banking Corporation)7,000株を6.10ペソで購入し手数料・税金を加えた42,825.97ペソを払いました。
2022年12月22日に6.7ペソで指値注文 をしました。12月22日100株、12月29日100株、2023年1月3日6,800株という結果です。わずか7,000株を売却するのに3回に分かれ、数日が掛かりました。出来高が少ない銘柄の場合には、少しの株の売却も容易ではないと実感しました。
EW購入 7,000株、6.10ペソ、購入総額42,700.00、支払総額42,825.97ペソ
EW売却 7,000株、6.70ペソ、売却総額46,900.00、受取総額46,439.19ペソ
EW売却利益 3,613.22ペソ（利益率は支払総額の8,44%）
購入時に約0.3%、売却時に約0.9%ですので、売買で約1.2％の手数料と税金が掛かります。5%程度の利益で売却しても多少の利益が確保できます。銘柄数を整理した後には、10%程度の利益が出た銘柄について、売却するか継続保有するか決めていきたいと思います。
