企業(Toyotaなど)、お店(Starbucksなど)を代名詞で言う場合に、「they」「it」のどちらを使うのか時々迷います。はっきりさせるために、それらの代名詞について調べました。
「代名詞」とは、既に文章や話しで出てきた名詞を簡略化した表現で表すためのものです。特に、英語の場合には代名詞が頻繁に使われる傾向があるようです。
人以外の物や事に関しての代名詞として、単数では「it」、複数では「they」が使われます。
1.自分の企業やお店の場合
我々の会社は、中古車と中古バイクを販売している。
We sell used cars and motorbikes.
弊社は来月、渋谷に移転いたします。
We will move our office to Shibuya next month.
2.企業、お店の場合(一企業として捉えた内容)
その会社は、経営難に陥っている。
It is in financial difficulties.
その会社は、フィリピンへの店舗展開を計画している。
It is planning to open stores in the Philippines.
スタバックスはその国で3店舗だけ持っていた。今、スタバックスは6都市に渡り120店舗持っている。
Starbucks had only three stores in the country. Now, it has 120 stores across six cities.
3.企業、お店の場合(複数の企業の場合、企業の人的な側面を捉えた内容)
彼らは、独自のフレンドリーサービスを提供している。
They offer their own friendly service.
彼らは常に、新しい技術を開発している。
They have always been developing new technology.
いろいろ調べた結果、確実な回答は見つかりませんでしたが、上記が整理した結果の内容です。企業やお店は、学問的、文法的には「it」を使うようですが、人の集合体であるため「they」が使われる傾向にあるようです。
物として捉える場合には「it」、人として捉える場合には「they」という使い方で良いのではと思います。一人だけの企業やお店でも上記に従って、「they」と表現することは問題がないようです。
また、同じ文章内では、「it」「they」の一方だけに統一して使うことが相手にわかりやすです。
最後に、英語ニュースを読んでいますと、「it」「they」の両方を見かけますが、代名詞を使わずにその固有名詞を繰り返して使っているケースも多い様に感じます。読み手の誤解を避けるためでしょう。
See you next time!