「reason」は「理由」、「cause」は「原因」と理解している方が多いと思います。でも、実際使う時に、どちらを使うのか時々迷うことがあります。
例えば、「待ち合わせに遅刻するよ」と聞いた時に、「What is the reason?」と聞くのか、「What is the cause?」と聞くのか迷います。
例えば、「今日で、仕事辞めたいのですが」と聞いた時に、「What is the reason?」と聞くのか、「What is the cause?」と聞くのか迷います。
早速、調べることにしました。
■ reason – – (不可算名詞)理由、わけ、動機 *具体的には可算名詞)
今、訳がわかった。
I know the reason now.
これが私が欠席する理由です。
This is the reason I am absent.
なぜか私の息子が早起きした。
My son woke up early for some reason.
彼が辞職する理由は、彼は病気だったからです。
The reason of his resignation is because he was sick.
■ cause – – (不可算名詞)原因 *具体的には可算名詞)
彼の死因は酒であった。
Wine was the cause of his death.
火災の原因は何ですか?
What is the cause of the fire?
離婚の原因は不明だ。
The cause of divorce is unknown.
「cause」 は、ある結果・行動を引き起こす直接の原因となるもの。
「reason」 は、ある行動をしたり信念などをもつようになった理由。
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まだ、少し理解し難い様に思います。
原因は何ですか?
What was the cause?
「夫婦喧嘩があった。」「突然解雇された。」など、何かトラブル的なことが発生した、あるいはこれから発生する、それについて尋ねる場合です。
理由は何ですか?
What was the reason?
「転職した。」「10日間の休暇を取った。」など、特にトラブル的な要素がなく、それについて尋ねる場合です。
「ごめんなさい20分遅刻しちゃった。」
「I’m sorry, I was late for 20 minutes.」
「問題ないよ。理由は何?」
「No problem. What was the reason?」
問題とは認識しないけれども、その原因を尋ねているので、「reason」を使っています。
「ごめんなさい、1時間も遅刻しちゃった。
「I’m sorry, I was late for an hour.」
「どうしたの?何が原因なの?」
「What’s happen? What was the cause?」
1時間を持たされて問題と認識して、その原因を尋ねているので、「cause」を使っています。
再度、まとめますと、ある事象を問題と捉えずに、その訳を尋ねる場合には「reason」を使い、ある事象を問題やトラブルとして捉え、その原因について尋ねる場合には「cause」を使います。
性格の不一致が離婚の原因と思われる.
The reason for their divorce is probably the incompatibility of their temperaments.
この文章では、「cause」ではなく、「reason」が使用されています。
アメリカにおける離婚の主な原因は何でしょうか?
What do you think is the main cause of divorce in America?
この文章では、「cause」が使用されています。
語り手の主観次第と言うところなのでしょう。
See you next time!