フィリピンのタクシー事情Part6

フィリピンのタクシー事情を踏まえて、今回は具体的な乗り方を考えてみたいと思います。


  1. 助手席側のドアを開けて運転手に確認する
  2. 行先を言って乗車可能かどうか確認
    「パサイの日本大使館」の様に。
    ここで「ノー」となったり、「知らない」と言われた場合には別な車を探しましょう。
    また、ここで「200ペソ」の様に言ってくることもありますので、承諾するか、交渉するか、他の車を探すかを考えます。

    この時に、助手席に誰かが隠れていないかわかりますし、その他
    ●運転手が容姿が危なそうでないかどうか
    ●人柄や対応がどうか
    ●エアコンは効いているかどうか
    ●車内に変な匂いはしないかどうか
    などをチェックします。
    対応が非常に横柄な場合には、トラブルになる可能性が高いので乗るのは避けましょう。

    価格の交渉
    メーターを指さして「メーター」と言えば、何らかの反応があります。
    「(メーターで)オーケー」「追加50ペソ」「チップ100ペソ」「300ペソ」などの様にです。

    相場が100ペソのところを500ペソなどと言う悪質ドライバーには交渉せずに別の車を探しましょう。

    また、相場が100ペソのところを200ペソと言ってきた場合などは「150ペソ」と言って交渉してみましょう。

    また、相場が100ペソとわかっていて、雨の日や混雑時など早く乗りたい場合には「100ペソ+チップ60ペソ」の様に最初から言ってみるもの良いでしょう。

  3. 乗車時の注意
  4. 交渉が成立すると、後部座席に乗車します。男性一人の場合には助手席に乗ることは普通に行われています。道案内をする必要がある場合には、助手席の方が便利かもしれません。女性一人の場合はないと思いますが、その様な場合には後部座席で良いでしょう。

    もちろん日本の様な自動ドアのタクシーは見たことはありませんので、手動でドアの開閉をします。

    また、バゲージは運転手と交渉中でも、ハンドルを持つなどして離れた場所に絶対に放置しない様に気を付けます。タクシーとの交渉が成立して振り返ったらどこにも無いということが起きたら大変です。

    バゲージは、後部座席に乗せられる場合にはその方が安全です。大きなバゲージを持っている客はトランクに入れる場合が多いので、そのタクシーのトランクに強盗の仲間が隠れていることはないでしょう。

    トランクに入れる場合には、運転手にトランクを開けてもらい、必ず運転手に手伝う様に言って車から降ろします。トランクを閉めた瞬間に車を発進させて、持ち逃げされないためです。

    ※ナンバープレートをメモする、携帯カメラなどで撮影することを運転手にわかる様に行ってください。犯罪の抑止効果、そして忘れ物やトラブル時の対応時に助かります。ホテルやモールなどでセキリティがメモすることが頻繁にありますので、運転手は不審に感じません。

  5. 発車したらすぐに
  6. 発車したらすぐにドアをロックします。助手席に乗った場合には後部座席の左右も、後部座席に乗った場合には後部の左右をロックします。また、窓も少し開けたりせずに、確実に締めます。信号で停車した時に、手を入れて窓をこじ開けて物を盗まれることを避けるためです。

    ドアロックが壊れていた場合には、メイン道路を少し走る程度でしたら良いですが、行先によっては車を変える方が安全と言えます。

    ※助手席はシートベルトの着用が法律で義務付けられていますので、必ず締めましょう。後部座席は任意です。

    携帯で知人に電話をして「今タクシーに乗った。ナンバー●●で運転手は●●さんだから。」と言うのが効果的と言う記事を目にしたことがあります。そこまで必要だと思った場合だけ行ってください。私は一度も行ったことはありません。

  7. 道順の確認
  8. 道順がはっきりわかる場合には、「エドサ通りを通って、ヘリテージホテルを左折」の様に指示しましょう。道順がわかっている客だと思えば、意図的な遠回りはしません。また、良い運転手は、より渋滞の少ないショトカットを言ってくれる場合もありますので、信頼できそうな運転手は任せましょう。

    良くわからない場合には運転手に任せるしかありませんが、通るメイン道路や方角程度は地図で把握しておきたいです。

    何となく、どこを走っているか気になる場合には、遠慮せずにどんどん聞いて確かめましょう。

    フィリピンのタクシー事情Part7に続きます。