強い台風22号直撃のフィリピンからの報告 Part2

12月8日(月)午前8時(日本時間午前9時)現在の報告です。

台風の名前は、日本ほか14カ国等が加盟する台風委員会が予め用意した約140個の固有の名前を順番に付けているそうです。

台風第22号は、 「Typhoon Hagupit(ハグピート)」と呼ばれており、この名前は台風委員会でフィリピンが用意した名前です。

ただ、フィリピンでは、台風委員会とは別に台風にロカールの名前を付けることがあり、今回の台風第22号は、フィリピンでは「Typhoon Ruby」と呼ばれています。


フィリピン中央部を横断中の台風第22号では、既にビサヤ地方で少なくとも8名の死亡が報告されています。


現在、台風第22号は、マニラ首都圏から約180~200kmの距離にあり、マニラ首都圏のあるルソン島の南部、ミンドロ島の北部辺りを通過する予想となっております。

予想通りのコースで進みますと、マニラ首都圏の100Km前後の地域を通過することになりますので、直撃ではないにしても、大雨と強風で首都機能が数日間マヒする可能性が高い様に思われます。また、台風の速度が15km/hと遅いことも被害の拡大につながりそうです。

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マニラ首都圏は、雨雲が掛かった黒い空となっており、ときおり雨が降っておりますが、激しい雨や風はまだありません。